第2章 君 の 存 在 .。
無意識のうちに言葉が出ていた。
びっくりして、目を丸くする君。
何言ってんだ、俺______
涼介「ごめん、生意気に_____「嬉しい…っ」
言葉が遮られた。
君が、笑いながら大粒の涙をこぼしてる。
○○「誰にも…相談できなくて… ずっとどうしようって思ってたの…っ 涼介くんが、話聞くよって言ってくれて…すごく、嬉しかった…。」
…どうして、こんなにも愛おしいんだろう。
ぽろぽろと涙を流しながら
さっきとは違う笑顔を見せてくれる。
無理に笑ってなんかいない、俺の大好きな君の笑顔…
俺も思わず笑みが溢れる。
涼介「何かあったら、俺 いるから。同じクラスなんだし、頼ってよ。」
小さく、こくりと頷く君。
君の髪を撫でた
頬を伝う涙を
そっと指で拭ってあげた
恥ずかしそうに俺を見上げる君
そのまま
自然な流れで
そっと
キスをした。
君も まるで抵抗しなかった
その一瞬だけは
君が他の奴の物だって事
忘れられた
…違う、
忘れたかった______。