• テキストサイズ

Moonlight

第3章 秘 密 .。










先生「え~っと、ここをこう計算して…」


必死に数式を解説する先生。


様々な文字や記号が並べられて


教室の上空にはハテナがいっぱい浮かんでいる。


ただ、俺にはそんな先生の解説なんか


これっぽっちも聞こえていない。


…まだ余韻が残っている。


あの柔らかい唇の感触と温かさ。




_________






涼介「…ん、」


触れるだけの口づけをして


どこかに罪悪感を感じ そっと離れようとする


○○「…行かないで…っ」


腕を掴まれ、引き止められた。


○○「も、一回…だめ、かな…?」


涼介「駄目。お前、彼氏いるだろ」


気持ちをぐっと抑え付けて、笑顔で答えた


それでも、君がぎゅっと抱き着いてきたせいで


気持ちを抑えられなくなった


○○「今だけは、裕翔の事…忘れたい…」


…その名前、出すなよ…反則だろ。


〝裕翔〟っていう名前が聞こえた瞬間


我慢が解かれた。


さっきよりも濃厚に


後頭部に手を添えながら


何度も角度を変えて口づける


○○「んん…っ、ん、」


涼介「っ…ん、」


俺の理性が崩壊してしまう前に


そっと唇を離した。


恥ずかしそうに頬をピンクに染める君を


優しく抱きしめた。


涼介「お前には、ちゃんと彼氏がいるんだから。ここで気持ちを切り替えて、ちゃんと彼氏のところに戻りな?」


そんなやつ、早く別れて
俺のになれよ。
俺の方が絶対に幸せにできるから。


…なんて言えたらどれだけいいだろうか。


言えるわけない。


○○「ありがとね、涼介くん」



_________




一緒に出ていくと 怪しまれるから


先に彼女に屋上から出ていってもらった。






/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp