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人狼少女を拾いました

第3章 異変


北山Side


「なっ...ユリ!?」



部屋に入ったらユリは透き通った夜空に浮かぶ満月を



眺めており、俺が1番驚いたことは......




































(あれって......耳?)



俺の見間違いなのかもしれないが、ユリの頭には



大きな耳が二つ......



まるで犬のような耳だった......。



(っ......これって俺が寝ぼけてんのか?)



目を擦りもう一度ユリを見てみるが......



「......嘘...だ、ろ......?」



ユリは俺の気配に気づき、こっちを見た。



そしてユリの大きな瞳は紅く怪しく輝いていた......。



「ユリお前.....」



もう一度目を擦る俺、再びユリに目をやった。



しかし......





















「......あれ?」



「パパ、どうしたの?」



ユリは俺の方に歩いて来る。



そしてユリの頭には大きな耳がなくなっており、



目も紅い瞳から黒い瞳に戻っていた。



(やっぱり......俺が寝ぼけてたのか?
最近仕事もハードだったし......。)



どうやら俺が見ていたのは疲れから出た



幻覚だったらしい......。



でもなんでユリは起きていたんだ?



「ユリ、ベッドで寝ていなかったのか?」



「ん...パパを待ってた、なの。」



「ずっとか?」



「ん...」



「ったく、寝ててよかったんだぞ?
にしてもよく数十分もここで待っていたな(苦笑)

寂しくなかったか?」



「ううん...お月様が一緒......なの。」



ユリは月に目をやった。



「へ、へぇ...(汗)」
(昨日は俺がいなくて寂しいって言ってなかったっ!?)←



何か凄いショック!←



「パパ...寝よう、なの。」



「そうだな(苦笑)」



ベッドに入る俺達、しかし俺はさっき幻覚で見た



ユリの姿が忘れられなかった。














あれは.....本当に"幻"だったのか?
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