第2章 パパと娘
その一方でユリは...
「......けんけんいた、なの。」
ユリは浴室に隠れた千賀を見つけた。
「見つかっちゃった~(笑)」
「お前わっかりやすいところに隠れたなぁ(苦笑)」
「だって子供相手に本気で隠れられないよ(笑)」
「お前だってベタなところに隠れたくせに。」←
「だから玉森うるせぇ!」
そしてユリは浴室を出ていき、
浴室の隣にある物置部屋の扉を開く。
「ニカちゃん見っけ、なの。」
「うっそ.....(固)」
二階堂はあっさり見つかって少し固まっていた。
「俺らみたいにもう少し凝った隠れ方しないからだよ(笑)」
宮田が笑いながら言う。
「そんでもミツの次に見つかったけど......。」
「ってことは俺......最後って事!?」
二階堂は目を輝かせた。
「ざんね~ん(笑)
まだ藤ヶ谷が1人残ってるぞー。」
「えぇぇ...(泣)」
「最初に見つかった奴がエラソーに言うな!」←
「お前、藤ヶ谷以上に俺に対して恨み持ってる!?」
「持ってる。」←
即答で答える玉森。
「俺の扱いひどいわ......。」
「お前はこれくらいの扱いが丁度いいの(笑)」←
「「「それは言えてる!」」」←
玉森に同意する宮田、千賀、二階堂。
「もう知らね!勝手にしやがれ......。」
「「「「(笑笑)」」」」
完全に弟組になめられている北山であった。
北山がいじられている頃、ユリは藤ヶ谷を探しに
玄関のほうに歩いて行った。
「......ガヤ見つけた、なの。」
「......マジ?
何か早くね?(笑)」
「そういや藤ヶ谷、どこに隠れたんだろうな?」
「さぁ?
ユリちゃんに着いて行けばわかるんじゃない?」
5人はユリが歩いて行ったほうを見る。
「ねぇ、北ミツ...玄関開いてるね。」
「ホントだ!藤ヶ谷の奴...
自分だけ外に行きやがったか?(怒)」
北山は玄関の外を覗いてみる。