第21章 変わらない想い
「っそう、そうだよな!
余計なこと言ってごめんなユリ、また機会があったら......
苺とか置いていくから食ってくれよな(苦笑)」
「パp..「っ俺の気持ちは変わらねぇから!」......っ」
「俺は会えなくても、ずっと......ずっとユリのこと大好きだから(微笑)」
「パパ......」
「っサクヤ君と、ちゃんと森を守るんだぞ?
そうじゃないと女王が務まらないもんな!」
またユリに余計な心配をかけないようにしないとな......
そうじゃなきゃ、せっかく来てくれたサクヤ君にも悪い......
「っわかったの......サクヤと、森を守るの。」
「......うん、そうだね。次の代の、俺たちが守らないとね......」
_コクッ「......パパ、」
ユリはサクヤに頷き、宏光の方に体を向けた。
「どうした?」
「......またいつか、
会えるの(微笑)」
ユリは綺麗な笑顔を見せた。
「っユリ......(微笑)」
「それまで、さよならなの......」
「あぁ......さよならだ。」
「......サクヤ、そろそろ行くの。」
「うん、そうだね......」
「......北山、俺達も、行こう。」
「あぁ、そうだな......。」
俺らはお互いに、背を向け......
その場を去っていった......。