第21章 変わらない想い
「っそれは......」
「ユリちゃん、
ユリちゃんが大丈夫なら北山の部屋に泊まらしてもらえば?」
「わかったの。」
「っちょ!」
ユリ、何あっさりオッケーしてんだし......
「変な気起こすから嫌なのか?」
ニヤニヤしながら言ってくる藤ヶ谷。
「っちげぇわ!」
「ならユリちゃん、俺の部屋に止まってく?
俺のほうが北山のとこより綺麗だぞ。」
「おめぇのほうが危ないだろうが!(怒)」
このエロヶ谷の部屋に行ったら確実に餌食になるからアウトだわ......←
「パパのところがいいの。」
「だよなー(笑)」
(ちょっと残念......)←
「ユリちゃん、ミツの部屋に泊まんの?」
不服そうなタマ。
「もし泊まるなら、そうなるだろうな......」
「ふぅん......まぁいいよ!その時はおもいっきし邪魔してあげるから(黒笑)」
「勘弁しろよぉ......」
_ニコニコ「......(黒笑)」
こうしてユリは一日だけ俺の部屋に泊まることになった。
__ホテル
「ユリ、お腹すいてねぇか?」
「大丈b..“グゥ~キュルルル...”......。」
「完全にお腹すいてんな(笑)
待ってな、近くのコンビニか何かで買って...“ギュムッ”...くる、から......」
部屋から出ていこうとした時ユリは俺の服の裾を掴んできた。
「パパと一緒にいたいの......行かないで......」
「っ......」
そんな表情で見られっと......動けなくなっちゃうんだけど.....(苦笑)
「白狼は食べなくても大丈夫なの......だから行かないで......」
「っでも、お腹の音おもいっきし鳴ってただろ?」
「いやなの......パパといるの。」
今日のユリ、すんげぇ積極的(苦笑)
ユリが意外と頑固なところは変わっていないようで、
結局タマに夕食を買わせた。
最初は嫌がっていたが
『ユリの為だぞ』って言ったらあっさり行きやがったよ......