第21章 変わらない想い
そして俺達は茂みに隠れ...
「パパ、ライブ止めちゃったらファンが悲しむの。
ガヤ達も、困るの......。」
「っ結局は俺のせいかよ(苦笑)」
「まさにその通り。ミツのせいで一瞬どうなることやらって思ったよ(苦笑)」
タマの言うとおりだ。
「パパのせいじゃないの。
ユリ、本当は来ちゃだめだったの......でも......」
「でも......?」
「パパにどうしても会いたかったの......だから、来たの。」
額を合わせていたユリは額を離し下に俯いた。
「ユリ......」
「何あの遠距離恋愛中の恋人感は......」←
タマは眉間にシワを寄せながらふたりを見ていた。
「にしてもユリちゃん、本当に成長したな(苦笑)」
「......パパ、」
「どうした?」
「腕のブレスレット......」
「ああこれか?お前がくれたブレスレット、約束通りずっと着けてるよ(微笑)」
「嬉しいの......(微笑)」
「当たり前じゃん......一番大好きな子からのプレゼントだったんだから......」
「......ユリも、パパが一番好きなの。」
「俺も、あの時から気持ちは変わってないよ......俺は、
ユリのことが好きだよ......」
「ユリも好きなの。」
「いやあぁぁぁ!(泣)」←
「「「タマっ!」」」
俺らは急いでタマの口を塞ぐ。
お前どんだけ依存してんだし......(汗)
ってか北山......
お前何16歳の高校生に告ってんだよ。←
しかもユリちゃん、あっさり好きって言っちゃてるし......(汗)
あれ、ユリちゃんは家族として好きって言ってんのかもしれないけど......
普通に考えると凄いことだぞ......(苦笑)