第21章 変わらない想い
太輔side
北山がタクシーで行ったのは特に知らず、俺らはバスを使って移動。
無事時計台まで到着し北山を探し始める。
「ミツ、まさか今頃走ってないよね?(笑)」
タマは冗談半分で言った。
「あいつもう35になるんだぞ?
ドームを走んのも精一杯なんだからさすがに乗り物使うだろ(苦笑)」
いくら猪突猛進タイプとはいえそれはねぇだろ......
しばらく時計台付近を歩いていると...
「ありがとう......俺に、会いに来てくれ......本当にありがとう(微笑)」
「気づいて、くれて......嬉しかったの。
ずっと......わからないと思ってたの......」
「っあれって北ミツ?」
「そうだね......ってなると、あの女の子って......」
宮田と千賀は目をぱちくりさせる。
すぐ目の前には北山と......
成長したユリちゃんの姿があった。
ふたりは額を合わせ何かを話していた。
ここから見る限り......ほぼ恋人同士に見える(苦笑)
「っミツ......なんであんなにユリちゃんとくっついてんの!?」
......まさかのここで、タマの“ユリちゃん大好き病”が発病(汗)
タマの周りが異様に熱く感じた.....。
「っ俺らは隠れようよ!」
ニカはメンバーをグイグイと茂みの方に押して行った。
「ちょっと二階堂......
なんでわざわざかk..「いいから!」...はいはい、わかったよ(苦笑)」
渉は渋々隠れることにした。
なんでわざわざ隠れないといけないんだし......