第21章 変わらない想い
「ユリのことが好きだよ......」
俺はユリのことが好きだ......
ひとりの女の子として、ずっと好きだったんだ......。
「ユリも好きなの。」
今ユリ、あっさり『好き』と言っているけど......
どういう意味で言ってんだろ(苦笑)
普通なら、『好き』と言われたら異性として好きだって受け取られるのが一般的だが
恐らくユリは特にそういう意味で受け取ってはいないと思う(苦笑)
「ありがとう......でも、ユリはパパとして俺が好きなんだろ?
けど俺は......ユリのことが好きなんだ。女の子として......」
「......。」
ユリは目をぱちくりさせていた。
......ほらな(苦笑)
ユリの頭はハテナマークでいっぱいだった。
「......パパ、」
「っ今のは気にすんn..“チュッ...”...っ」
ユリはあの別れた日の時と同じ......不意打ちで俺にキスをしてきた。
「っユリ......何して......」
きっと今、俺の顔は凄い真っ赤だと思う......。
「ユリは、パパが一番好きなの。」
まっすぐ俺の目を見るユリ。
その透き通った瞳に吸い込まれそうだった......。
「っユリ......」
俺はその瞳に吸い込まれるままに目を閉じユリに唇を近づけたが...
__ズテーっ!
「「っ......!?」」
突然俺とユリの真横から何人かの人が倒れこむような音が聞こえてきた。
「......。」
ユリは目をぱちくり、
「......(汗)」
(こいつら......)
俺は呆れるしかなかった......なんで......
「ガヤ達なの......」
「「「は、はははは.......(苦笑)」」」
茂みの中からキスマイのメンバー達がドミノ倒しのように倒れこんでいた。
なんでこいつらがいる......(汗)