第20章 また出会う日まで...
ユリが会場を去り、俺は一人佇む中藤ヶ谷を先頭にメンバー達がやってきた。
みんな......
「「「......。」」」
みんな、何とも言えないような表情で俺に視線を送っていた。
わりぃみんな......せっかくの、
大舞台だったのに......
今俺がやった行動は、プロとして失格だ......でも、
身体が真っ先に動いちまったんだよ......。
メンバーが複雑な視線を送る中、
「北山......」
藤ヶ谷だけは怒りを込めてるような顔で俺を見ていた......。