第19章 別れ
「ありがとなの。」
ユリは他のメンバーにも体を向けた。
「わったーさん......」
「ユリちゃん......」
「わったーさんが作った料理、凄く美味しかったの。」
「ありがとう(微笑)
俺もユリちゃんが俺の料理を美味しそうに食べてくれて嬉しかったよ。
ありがとね......」
「ん......これからもたくさん作ってね、なの。」_ちゅっ...
渉の頬にキスをする。
「......ニカちゃん、」
「ん?俺には何を言ってくれるの?」
「キスブサ......もう少し頑張るの。」
「......っそんなこと?(笑)」
「宮田に負けちゃダメなの......」
「わかったよユリちゃん(笑)
宮田どころか、ガヤよりかっこいいことするから!」
「がんばるの......」_ちゅ...
「へへっ♪」
高嗣は嬉しそうに笑っているが少し涙を目に浮かべていた。
「......けんけん、」
「なぁに?」
「いつも遊んでくれたの。プリキュアごっこ、
パパとやる時より楽しかったの。」
「ありがとう(笑)
一緒にミツを倒した時は楽しかったね、俺もユリちゃんと遊べて楽しかった。
ありがとね(微笑)」
「ん......」_ちゅ...
「ちょっとミツに勝てたした気がして嬉しいかも(笑)」
っ千賀の野郎......(苦笑)
「......宮田、」
「どうしたの?(微笑)」
「たまには真面目にやるの。」
「っ俺はいつでも真面目だよぉ(涙)」
「......嘘なの。」
「嘘だったんかい(涙)」
「いつもユリを楽しませてくれたの。
宮田の笑った顔、好きなの。」
「っいきなりそんなこと言うなんて...‘‘ちゅっ...”...卑怯だよ......」
「みんな、ありがとうなの。
......パパ......」
メンバーに一人ずつ言い終わったユリは再び俺の方に戻ってきた。
俺......ユリと最後のお別れ、
ちゃんとできるかな......