第18章 別れのカウントダウン
__ホテル
「パパ、一緒に寝たいの......」
「おう!ほら、こっちに来な?」
「ん......」
タマから貰ったぬいぐるみを抱きながらユリが布団の中に入ってくる。
「ベッドでかいから2人で寝ても広いな。」
「広いの......パパ、」
「ん?」
「ユリ、パパのこと忘れないの。
苺と鍵のネックレス、ずっと着けてるの。」
ユリは首にかけている苺のキーホルダー付きの鍵、
部屋の合鍵を見せる。
「さんきゅ......俺もユリがくれた苺のブレスレット、ずっと身につけるよ。」
「ありがとう、なの。」
「......(微笑)
おやすみ、ユリ。」
「お休みなさい、パパ。」
こうして俺らは明日に備えて眠りについた。