第18章 別れのカウントダウン
__残り7日
ユリの熱は下がったが油断は禁物、この日は1日安静にさせた。
だが俺が少しでも目を離すと......
「プリキュア、プリンセスエンゲージ......」
去年のクリスマスにプレゼントした変身アイテムで遊び始める......。
「パパ......お覚悟はよろしくて、なの。」
「ちゃんと寝てなさい!!」
「パパ悪役、悪役懲らしめるの。」←
「いいから!!ベッドにカムバック!!」←犬かい!
「ユリは犬じゃないの......フローラなの。」←
「そ、そこは狼だって言えよ......(汗)」
__残り6日
ユリは完全復活。だが俺は今日仕事、
ユリをいつものごとく留守番をさせる……と言いたいところだが
別れまでは一週間もない、できるだけユリと少しでも長くいたい俺は
ユリを連れて行くことにした。
この日の仕事はキスブサ、ユリにかっこいいところを見せるはずが
この日に限って7位......ちなみに1位はタマだった。
タマはめっちゃ嬉しそうにしていた。
クソォ......(涙)
__残り5日
この日はいつもと変わらない日。
いつも続いていた日々だからこそ、余計虚しくなった。
__残り4日
この日はユリが行きたがっていた
Hey!Say!JUMPのコンサートに行った。
その間ユリは山田に夢中でした......。
__残り3日
この日は御子柴さん達とユリとリョウガ君のお別れパティー。
ユリが白桜山に帰るのと同時に
リョウガ君も北アメリカの森に返すことにしたのだ。
だからリョウガ君とも会えなくなる。
恐らくリョウガ君はこれから、
死んだ両親の代わりに群れをまとめていくだろう......
「ユリ、遂に明日......北海道に行くんだね?」
「ん......」
俺らは、仕事が偶然にも北海道でやることになった。
だから北海道に着いたらまさにあっという間だ。
はぁ、
あんまり行きたくねぇな......