第18章 別れのカウントダウン
__残り10日
12月に入って今年は雪が例年より早く降り始めた。
この日は長野のスキー場へ行った。
俺らはスノーボードを楽しんだ。
ユリは初めてのスノボだったが
意外にも運動神経がよく難なくこなしていた。
最終的には上級者コースもクリアしあっという間に俺を抜かし滑っていった。
俺を置いて......
__残り9日
この日は泊りがけで疲れたのか、ユリは自宅に着く頃
初めて高熱を出してしまった。
なので俺はユリを看病。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ......///」
俺らが初めて会った日に行った小児科に診てもらい薬を処方してもらった。
ちなみにもらったのは粉薬と器官の炎症を抑える塗り薬。
塗り薬はパジャマを少し脱がないといけないので、
少々目のやり場に困った。
だって最近、発育してるし......(汗)←
だか一番の問題は粉薬、粉薬は飲むのと同時に苦味が口中に広がるので
飲ますのが大変だ(苦笑)
一回飲んだユリは少し吐き出してしまった。
それ以降薬を飲みたがらない。
「や......///飲まないの///」
「ちゃんと飲まないとダメだ。そんなんだと、
いつまで経っても治らないぞ?」
「......。」
ユリは少しの間を作ったが......
「嫌なの...///ユリ、それ嫌い......///」
「はぁ......」
ピーマンを食べさせるのより大変だ......(汗)
そのあと飲む気配がなかったので、薬局で結局オブラートを買っていった。
それで飲ますことができたが、やはりユリは嫌いなようだ。
でも、これでいくらか熱は下がるはずだ。
__残り8日
この日は仕事があるので
まだ熱の下がらないユリを看病することができない。
なので、1日オフだった藤ヶ谷に看病を頼んだ。
きっとキスブサみたくかっこよく決めたんだろうな(苦笑)
俺が帰って来る頃には微熱にまで下がり、あと少しで治る感じだった。