第2章 パパと娘

「......ﾑｽ..」



「......パパ？」



北山宏光、ただいま盛大に拗ねてます......



「「「......(汗)」」」



「わりぃって北山......ちょっと、からかい過ぎたわ(笑)」



「......何で笑ってんだよ、藤ヶ谷......」



「笑ってねぇよ(笑)」←



「明らかに笑ってんだろｯ！」



「......パパを、いじめないで......ﾑｽ...」



ユリが藤ヶ谷を軽く睨みながら言う。



よし、いいぞ！ユリ......



もっと藤ヶ谷に言ってやれ！←



「苛めてないよ、これもメンバー同士の愛情表現(笑)」←



「......あいじょ、ひょおげん？」



「そうそう(笑)」



「......じゃあ、いじめてないの？」



「ああ、いじめてないよ。」



え、まさかユリ......



「......わかった...なの...。」



あっさりそっちにいっちゃったよ......



俺の唯一の味方が......(泣)



「ユリちゃんは賢いね。」
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ...


「......。」



ユリの頭を撫でる藤ヶ谷。



昨日は藤ヶ谷に電話するんじゃなかった......。



......ってか、妙に藤ヶ谷に懐いてね？ユリ......。



「いいな～ガヤさん、俺にもなでなでさせて～」



「......宮田、お前は駄目。」←



「ひっどいよ、タマ～(泣)」



「ところでユリちゃん、苺飴なめる？」


ｷﾗｷﾗｷﾗ
「......苺ｯ！？」



「あれ、いきなり食い付きいいな......。」



「ユリは苺が大好物だからな......ﾑｽ」←



「だから拗ねんなよ、北山(笑)
へぇ～ユリちゃんって苺が好きなのか......ほい！」



藤ヶ谷はユリに苺の飴をあげる。



「ありがと......」



ユリは藤ヶ谷から飴を貰い、早速なめ始める。



ちなみに苺の飴とはペ●ちゃんキャンディーの苺味。



なんか藤ヶ谷にどんどん俺の立場を



奪われていくような気がする......。←