第2章 パパと娘
色々と心配しながら、
俺はメンバーが待つ楽屋にまで辿り着いた。
「おはよー」
「「「おはよ~」」」
「おはよーミツ......あれ、その子誰?」
メンバーのタマが1番に早くユリに気が付いた......。
タマの言葉に他のメンバー達もこっちを一斉に向く。
ビクッ...
「......ッ」
それにびっくりしたユリは咄嗟に俺の後ろに隠れた。
メンバー達は興味津々にユリを見る。
「北山、もしかして昨日言っていた女の子ってその子?」
藤ヶ谷が第一声のあげた。
「ああ、ユリだよ。」
「え、ユリちゃんっていうの?か~わいい~!
この子北ミツの親戚の子?」
「親戚ってぇか......何て言うのかな......」
宮田の質問にどう答えればわからない俺......。
「親戚じゃなくて拾った子、だろ?」
藤ヶ谷、いきなりそれを......(汗)
「拾ったって......どういう、こと......?」
「まさか、誘拐じゃねぇよな......」←
藤ヶ谷の言葉に驚くニカ千コンビ......。
おい、二階堂......誘拐は言いすぎだろ......。
「誘拐とか、やばいでしょ......」←
横尾さん、あっさり信じないでくれよ......(汗)
「ち、ちげぇよッ!確かに拾ったのは事実だけど......
誘拐じゃ..「パパ......。」......だからその
呼び方は止めて......(泣)」
「お前、その子に
『パパ』ってまで呼ばせてんのかよ......。」
藤ヶ谷はどっか引いてる感じがした......(汗)
「だからちげぇよ!藤ヶ谷!」
おい、藤ヶ谷......お前、俺に何か恨みでもあんのか?←
「......ユリちゃん、危ないから
こっちに来な......。」←
タマはユリにこっちに来るよう手招きをする......。
「......いっそおまわりさん呼ぶか?」←
藤ヶ谷、やっぱり俺に恨みでもあんのか......。
「......おい(怒)」
さすがの俺もムカ着火ファイアーです......(怒)←