第12章 滅亡の危機
翔side
「っくそ......」
まさか今日に強行突破してくるとは......思いにもよらなかった。
しかし......なぜこんな淡々と......
「っ見つけたぞ!」
反研究組織の人間であろう特殊部隊が部屋に入ってきた。
「さぁ!殺されたくなければその人狼達をこちらに渡せ!」
「貴様等如きに渡すわけないだろ!」_バンッ!
「ぐっ!」
翔は銃で特殊部隊の首をはねた。
「っ父さん......」
「大丈夫だ......お前達は俺が守る。すぐに安全なところに避難しよう、
お前達には......指一本触れさせはしない......」
「......あの人達は?」
「......安心しなさいユリ、彼らは神楽と一緒にいる。
安全な場所に避難しているよ。」
「......。」
ユリは少し顔を歪ませていた。
まだ不安なようだった。
「ユリ、彼らは大丈夫だ。俺達もすぐに避難をしよう......」
「......わかったの。」
「よし......こっちに隠し扉がある、こっちなら時間稼ぎもできるだろう。」
一刻も早く、
ユリ達を避難させなくては......
翔はユリ達を連れ急いでいった。