第11章 新たなる魔の手...
宏光side
「はぁ......腹減ったよぉ!
ねぇガヤ、何か食べるもの持ってない?」
高嗣はねだるように言う。
「悪い、俺は持っていない(苦笑)
確かタマがあめ玉持ってただろ?」
「ん?あぁあるよ!えぇっと......あ、6人分しかねぇ......
ってことで宮田は無し!」←
「うぇぇぇ!?」
「冗談だし......ちゃんと7人分あるよ!」
「なぁんだぁ(涙)」
裕太は7人分のあめ玉を出す。
「ホントは全部ユリちゃんにあげるつもりだったけど......しょうがないね!」
ちなみに味は全てイチゴ味。
「「「......。」」」
__カラコロカラコロ...
メンバー全員があめ玉の音を立てていた(笑)
「ずっと舐めてれば、
空腹感がなくなr..「飯を持ってきた。食え。」......結局飯あるんかいっ!」
数人の研究員が7人分の夕飯を持ってきた。
思わず研究員達にツッこむ宏光。
「わりと豪華......」
太輔は目をぱちくりさせながらお盆を見た。
「......ずっとここに閉じ込めていて済まない。
だが所長の許可が降りない限り貴方方を出すことはできない......」
「まぁ上の指示無視出だすことできねぇもんな(苦笑)
俺らがここから出られる保証は?」
「恐らく......ユリ様と完全に縁を切る。
これが最先順位でしょう......」
「っ縁を切る......ユリと?」
「えぇ。ですが貴方方の件は今は後回しでしょう。
組織の方では重大な課題に直面していますから......」
「重大?」