第10章 失われた記憶の真相...
「俺から奪うというのか......」
「っ俺らは何も吹き込んでなんかいない!
リョウガ君が自ら、思い出そうとしたんだ......。」
「何を馬鹿な事を言っている、なりそこないが......リョウガの記憶は消えている。
お前達が思い出すきっかけを作ったのは間違いのないことだ!」
「っ父さん......」
「リョウガ、早く部屋に戻れ......
ユリが目を覚ましているかもしん......早く行きなさい。」
「っでm..「早く行け!」._ビクッ!...っはい、父さん......」
リョウガ身体をビクつかせ、は渋々そうに階段を登って戻っていった。
そしてその背中は悲しそうに物語っていた......。
「っお前は何が目的だ!ただの研究目的のために、ふたりの記憶を消したのかよ!」
「黙れ黙れ黙れ!黙れっ!!!」
今まで以上に声を荒げる翔。
「っ......」
「これも全て......
ユリの為だ......」