第10章 失われた記憶の真相...
それからしばらくして2人は捕らえた、あと残りは混血種の人狼だけとなった。
思ったとおり、コイツが最後に残ったか......
歯に歯を、目には目を...か......やはりここは......
リョウガにやってもらうしかない......
俺のもう一人の子、息子のリョウガに......
「......リョウガ、入ってきなさい(微笑)」
コイツ等にはユリを入れるのが的確だが......
ユリは人狼族の姫、
しかも完全な狼になったことはないし実力は未知数だ......
ここで死人を出すわけにはいかない。
だからリョウガ......今はお前だけが頼りだ。
頼んだぞ......。
ユリside
「リョウガ......」
部屋に入ってみればまだあの3人がいた。
そのうち二人は腕を掴まれて捕まっているけどもう一人は捕まっていない。
「っユリ......!」
あの人、パパいじめた人なの。
「っ......お前卑怯だぞ!こんな幼い子供を使うなんて!」
「なりそこないの狼には、子供の狼で十分だろ?(嘲笑)」
「っさっきから、なりそこないなりそこないってうるせぇよ......
余計なお世話だ。」
「っ藤ヶ谷.....どうするつもりだよ!」
「っ無論......こんな幼い子相手に戦えるわけねぇだろ......」
あの人、リョウガ傷つける......なの?
「リョウガ......」
「......ユリ、俺は大丈夫。すぐ片付ける。
これが終わったら、また遊ぼ?」
「ん......」
「リョウガ、狼に変幻しなくて大丈夫だ。とりあえず、死なない程度に相手をしなさい。
君も、純血種の人狼なんだからね。」
「っ純血種......この男の子が......」
「そうだ......彼もまたユリと同じ純血種の人狼、
混血種如きのお前が勝てる相手ではないよ(嘲笑)」
「っ......」
「「藤ヶ谷(ガヤ)っ!!」」
「っなら......それなりに相手をしても、大丈夫なんだな......」
やっぱり、リョウガ傷つける......なの?