第10章 失われた記憶の真相...
「ちょっとばかり、狼のなりそこないを止めてほしくてね......」
「俺に......?」
「あぁ、隣の部屋だ......来てくれるかい?」
「はいっ!」
「......ユリも行くの。」
「ユリはここにいなさい......
女の子が見るようn..「行くの。」......はぁ、わかったよ(苦笑)
一緒に来なさい。ただし、俺達の後ろにいるんだ。いいね?」
コクッ
「......。」
ユリは頷いて翔とリョウガの後をついていった。
__所長室前
「ちょっと二人は、ここで待ってなさい。」
コクッ
「「......。」」
翔side
__ガチャッ
「......お前達、まだ手こずっているのか?
少なくとも、人間のほう2人は捕まえていると思っていたんだがな......」
「「「っ所長!」」」
まさかアイツ等にここまで手間取っているとは驚きだ。
そんなにアイツ等は、
ユリを取り戻したいのか......。
けど、またここでユリを失うわけにはいかない......
ユリの父親は俺だ、ユリは俺の娘だ......
ユリの父親になれるのはアイツじゃない......この俺だけなんだ。
だからアイツには渡さない......。
「いい加減にしてくれ......いつまで俺を待たせる。
早くそいつらを捕えろ!」
「「「っはい!」」」