第10章 失われた記憶の真相...
_グイッ「っ!?」
「ユリ......本当に俺らのこと、忘れちまったのか?」
「放して、なの。」_グイッ!
「っ!」
この人嫌い......
パパ傷つけた......
「部屋に戻るの。」
早く部屋に戻ってリョウガと続きするの......今度はパパも一緒......なの。
「っおい待てよ!ユリ!」
ユリを追いかける宏光。
「っ待て北山!!」
「ちょっガヤ!?」
っしつこいの......!
「ぇ......?」
__ガッ!
「っ!」
「......。」
「「っ北山(ミツ)!!!」」
「くっ......!」
なんでユリに構うの?この人パパをいじめる......
嫌い、
この人嫌いなの......。
ダカラ キズツイチャエ......
「っ...ユリ......」
「パパをいじめる人は嫌い、なの......」
ユリは宏光達に見向きもせずリョウガの待つ部屋へ入っていった。
宏光達が切なそうに見ているとも気づかずに......