第10章 失われた記憶の真相...
ユリは翔の言われたとおり、隣の所長室に繋がっているドアを開けた。
__ガチャッ
「......。」
「っユリ!」
「「っユリちゃん!」」
ドアを開ければ翔、そして目の前には誰かわからない3人の青年の姿があった。
その青年達は自分のもとへ走ってきた。
「......。」
(なんで名前、知ってるの?)
部屋から出てくるなりユリの頭は疑問でいっぱいだった。
「っユリ!」
一番真っ先にやってきたのは他の二人よりも比較的小さい青年だった。
「無事で良かったよ......早くここからd..「誰?」......ぇ?」
「......。」
(この人、知らないの......)
「「っ!?」」
他の二人も驚いた様子でユリを見た。
「っユリ、なんで......」
「......。」
(なんで、悲しそうなの......?)
不思議に思ったユリは翔の元へ走っていった。
「......パパ、」