第10章 失われた記憶の真相...
画面を見ている翔。
「じきにここへやってくる......おや?」
『貴方達、ここで何をしているのかしら?』
「まずは朝倉が彼らに勘付いたか......
しょうがない、彼女ってなると厄介だ。俺が直接行こう......」
画面を確認した翔は所長室を出て4人がいるところへ向かった。
__隣の部屋
「もうすぐでご飯ができる、なの。」
「ただいまー、お母さんご飯できた?」
ユリとリョウガはシル●ニアファ●リーで遊んでいた。←
ちなみに人形は非売品のオオカミ家族。
家のモチーフは木の家。
「すぐできるの。早く手を洗ってきなさい、なの。」
「はーい!」
(なんで女子って人形遊び好きなんだよ......どうせだったらサッカーやりたい。)←
少々不満があるようだが何だかんだで楽しんでいるリョウガ。
しばらく遊んでいると、隣の部屋から翔と誰からが言い合っている声が聞こえてきた。
「......父さんの声だ、他の人の声は誰のだろ?」
「......。」
「ユリ、部屋から出ておいで?」
「「っ......!」」
隣の所長室から急にユリを呼び出す翔、
ずっと人形遊びをしていた2人は心臓が跳ね上がるくらいびっくりしていた。
「子供の心臓にわりぃよ......(汗)←
ユリ、父さんが呼んでいるから行ったほうがいいよ。」
コクッ
「わかってるの。すぐ戻ってくる、なの。」
「うん!」