第9章 人狼への目覚め
「っやべぇ......」
(こいつらアイツの言葉で気合入ってやがる......!)
「っ...はぁ、はぁ、はぁ......っヤバい......俺、
体力限界になってきたかも......」
「っタマ!しっかr...っタマ!避けろ!」
「ぇ?.....っおわ!?」
宏光は急いで裕太のもとに行こうとするが......
「一人目確保っ!」
「っ放せ!放せよ!」
「ったm.."がしっ!"......っ!?」
「人の心配をしている場合か!」
「っくそ!放せよ!」
(っまさかここで2人いっぺんに捕まるなんて......)
「っタマ!北山!」
宏光と裕太は複数の研究員によって腕を掴まれてしまった。
_フッ「よくやったなお前達......あとは、
狼のなりそこないだけか(嘲笑)」
「っ......」
「っ藤ヶ谷......」
「......リョウガ、入って来なさい(微笑)」
「......。」
「りょうが.....ユリちゃんではないのか......」
少し安堵の息をつく太輔。
そして部屋の中にリョウガと呼ばれた......
「「「っ!?」」」
(((っ男の子......!)))
ユリと同じ背丈くらいの少年が姿を現した......。
「っ......!」
(まだ幼い子供が......俺の、相手?)
そしてリョウガの後ろからも見覚えのある少女が姿を現した。
「リョウガ......」
姿を現した少女は切なそうにリョウガを見ていた。
「「っ......!」」
太輔と裕太は驚きを隠せない。
「っ......」
そして......
「っユリ......!」