第7章 本当のパパ?
「っ所長......何者かが、この研究所に侵入したという通達が......」
「侵入者か......もしや、ユリを追ってきた者か?」
「もしかすると......」
「わかった、朝倉も他の研究員と合流してくれ。
指示も、俺の方から指示をしよう。」
「承知致しました。......私もそちらに合流するわ、侵入者の特徴は?」
『っそれが......地上の入口の監視カメラが謎の仮面の人物によって
妨害された跡があって、それ以外の特徴は......』
「......わかったわ。」
そして朝倉は無線の切った。
「では、私は一旦ここで失礼いたします。」
「あぁ。」
朝倉は早歩きで研究員達の元へ向かっていった。
「......。」
ユリは黙って朝倉が消えていった廊下の先を見ていた。
「......さぁ、俺たちも行こうか。」
「どこに......?」
「隣の部屋だ、もう少しでリョウガに会えるよ(微笑)」
「......。」
翔はユリの手を取り隣の部屋に歩き出す。