• テキストサイズ

人狼少女を拾いました

第2章 パパと娘


「こんなところで会うなんて偶然ですね!」



「あ、山田じゃねぇか!」



スーパーで偶然会ったのはデビューに関しては先輩、



『Hey!Say!JUMP』の山田涼介だった。



俺と山田は特にドラマで共演したことはないが、



藤ヶ谷とは以前『理想の息子』で共演していた。



「どうもです......あれ?その子...妹ですか?」



「あーユリ?」



「北山君って一人っ子でしたよね?」



「ああ、この子は...「パパ。」...ッおい!?」



「ぱ、パパッ!?」



「ち、ちげぇからなッ!?
この子は色々訳あって預かってる子。」



「そうなんですか...。北山君、ユリちゃんにパパって
言われてるんですね(笑)似合ってますよ。」



「お前までからかうなよ......。」



「すいません(笑)ユリちゃんっていくつなんですか?
見た感じ小学生に見えますけど......。」



「分かんない。」



「え、分かんないんですか?」



「まぁ、ユリは記憶が無くてな......。」



「そうなんですか......記憶、戻るといいですね!」



「そうだな。」



俺が山田と話してると、ユリはさっきカゴに入れた



苺を見ていた。早く食べたいのかな?



「あ、北山君も苺買ったんですかッ?」



「ああ、ユリが食べたいって言ったからな。
山田は確か、苺が大好物なんだよな?」



「はい!さっき、とちおとめとあまおうを2パックずつ
買いました(笑)」



「家族みんなで食べんのか?」



「まぁーそうですね......でも、
俺がほとんど食べちゃうと思いますけどね(笑)」



「マジかッ(笑)」



「はい(笑)じゃあ俺はこの辺で失礼します!」



「おう!」



「あ、よかったら今度、メンバーにも
ユリちゃん紹介させてくださいね!」



「あぁ!機会があったらJUMPの楽屋に行くわ!」



「ありがとうございます。じゃあまたねユリちゃん!」



「ん......。」



やっぱりユリの返事は『ん』か......(苦笑)




山田と別れた俺達はレジで会計を済ませ、



マンションに帰ることにした。
/ 412ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp