第6章 行動開始
上着を羽織り、帽子も被ったメンバー達。
「よし、これでばれる可能性は低いだろ......」
「だな。にしても、建物の中はどうなってたんだ?」
「地下は、広大な敷地だった。辺り一面、緑の森林に囲まれていた......」
「っ結構大がかりなんだな......」
「あぁ、ユリちゃんの居場所も見当がついた。」
「っユリの場所、わかったのか!?」
コクッ
「これを見て見ろ......」
「「「......。」」」
太輔は宏光達に見取り図の入ったファイルを見せる。
「さっきあいつらが言っていただろ?
ユリちゃんは所長のところにいるって。」
「あぁ......」
「この一番デカい建物、この建物の最上階が所長室だ。」
「そうか......でも、必ずこの部屋にいるって確信はないんだろ?」
「あぁ。でも見て見ろ、所長室の隣の部屋......」
「......。」
(特に、何も書いていない......)
「ユリちゃんは、この部屋にいるかもしれない......」
「大分、長い道のりだね......。」
裕太は息を飲みながら見取り図を見ていた。
「そうだな......地下にはドローンもあるからな......」
「「「ドローンっ!?」」」
(((ドローンって、色々と話題になっているあれ!?)))
「しかも攻撃可能......」
「「「......ここってジャパン?」」」←
「ここは架空の世界だ、気にすんな。」←
「「「それ言っちゃうの!?」」」
「だって読者が一番分かってることだろ......(汗)」
「......(苦笑)
と、とにかく!早くユリを助けに行こう!」
「「「あぁ。」」」