第6章 行動開始
「......。」
「......おい、この映像何か真っ暗だぞ?」
「っ......」
(俺がシールで覆ったやつ......
っ今まで、気づいていなかったのか......っ今やるっきゃねぇ!)
太輔は管理室にゆっくりと入っていく。
「......っ!誰だお前は!?」
「っ......クソッ!」
(アイドルとしては、ぜってぇやりたくねぇけど......)
ガッ!
「んがっ!」
太輔は複雑な思いのまま研究員の肩辺りを殴った。
「っ!......こt..「させるかっ!」...ぅぐ!」
無線で連絡を入れようとした研究員をさっきと同じように殴る太輔。
「っ......貴様!!」
応戦しようと最後の研究員は近くにある警棒を手に取り太輔に襲い掛かる。
「......っ!」
太輔は研究員が手に取った警棒を鉄パイプで払い、
先の方で研究員の腹に一撃を食らわした。
「がはっ......!」
そして研究員はその場に倒れ込んだ......
「はぁ...はぁ...はぁ......」
(これで、一息ついたな......
あとは...何か役立つものだな......)
「......変装用の服、何かねぇかな......」
太輔は後ろのロッカーを開けてみる。
「......ニヤッ)ビンゴ.....
これ、使えるな。」
ロッカーで見つけたもの、それは研究員と同じジャケットだった。
「......。」
(よし、人数分ある!服は、これで大丈夫だけど......あとは顔だけだよな......
帽子、あればいいんだけどな......ぁ)
何かを見つけた太輔。
「帽子が4つ、か......」
(あと3人分......しゃあねぇ......)
太輔は研究員が被っていた帽子をそっと外した。
「......ちょっと借りるぜ。」
(これで丁度7人分......あとはこの施設の見取り図さえあれば......)
棚をあさってみると......
「......ぉ、またまた...ビンゴだ(ニヤッ...」
偶然手に取ったファイル、ファイルには施設の事がたくさん載っていた。