第6章 行動開始
「......とにかく、まずは俺一人で中に入ってくる。」
「っ藤ヶ谷......お前一人って......」
「いきなり7人で行けば目立つだろ......
まずは俺が状況を把握してくる、お前らはここから動くな......」
「......。」
「俺を信じろ......。」
「......。」
「必ず、お前らの元に帰ってくる。
北山......必ず、ユリちゃんを助け出す術を見つけてくる......」
「......わかった、
お前を信じて待つ。でも......」
「......。」
「何かあったらすぐ俺らに連絡しろよ。」
「......わかった(微笑)」
太輔は小さく微笑み、建物の方へ走って行った。
「藤ヶ谷......」
藤ヶ谷、絶対無事で戻って来いよ......