第2章 パパと娘
ユリが俺を頼っていてくれてる......?
さっき逢ったばっかりの男なのに......
「......私はね...
今の彼女には、君が必要だと思っている......。」
「僕が......?」
「今の時点で彼女は身寄りのない孤独な子供だ。
結局児童保護施設に行ったところで、馴染めないでいたら
何の意味もない......。」
「......。」
「けど、君には仕事がある。特にジャニーズともなると
いろいろ負担はあるだろu..「僕が彼女を引き取ります。」
「......いいのかね?彼女を引き取るということは
子育てをするのと同じようなものだ。芸能界での仕事とと、
両立できるか......?」
「はい!彼女が僕と居たいって言うなら......
彼女の家族が見つかるまで、預かります。」
「......分かった、君がそう言うなら......
私は止めない。だが何かあったら、また此処に来なさい。」
「ありがとうございます!」
「フフ...良かったですね、ユリちゃん......。」
看護婦さんがユリを見ながら言う。
「......。」
ユリは点滴を打たれながら眠っていた......。