第1章 第1章 ＊アイドルと私の関係＊

ポンポンとされた頭。

なんとなく熱い胸の奥。

なんだか落ち着く・・・。

深く深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
「すー・・・。はー・・・。」
パシンっと自分の頬を叩いて気持ちをリセットさせた。

「よしっ！」
急に大きな声を出して自分の頬をパシンっと叩いたため男の人たちもびっくりしたのだろう。
ビクっと体が震えていた。
ゲームをしている男の人は、デレデレーン。とゲームオーバーした音がした。
ゲームをしている男の人が私の方に顔を向ける。
・・・。
あれは絶対ににらんでる。・・・。
そんなこと私は無視して頭をなでてくれた男の人に問いかけた。


「あのー。あなたたちは何か事情は知っていますか？母の事と父の事・・・」