第1章 第1章 *アイドルと私の関係*
「でっ。なんであなた達が私の家にいるんですか?」
これだ。これが一番聞きたかった。
「あぁ・・・。話さないとね。」
翔ちゃんが口を開いた。
「よしっ!この話は寝る前にしよっ!それよりごはんっ!!お腹すいたー」
相葉ちゃんが大きな声で言った。
私以外の人が松潤に目を向ける。
「わかったよ。飯は今回俺が作る。じゃ、俺材料買ってくるから待ってろ。」
「イエーぃ」リーダーとニノがハイタッチしている。
そんなにおいしいのだろうか・・・?
松潤はダッシュでスーパーに出かけた。
ポンっと頭を触られた。
「松潤が飯買ってくるまでお風呂入っといたら?たぶんあいつ、40分位かかるから。」
また翔ちゃんだ。胸が熱い。
コクッとうなずきお風呂に向かった。
湯船につかり胸のあたりをさすった。心拍数がはやい。
顔も熱い。
「病気かな・・・?熱はないよね。。。なんでだろう・・・。」
シャーとシャワーを浴びてリビングに戻った。
リビングに戻るといい香りがした。
もうすでにご飯が出来上がっていた。とってもおいしそうだ。
「はやくしろっ!飯が冷める。」
相変わらず厳しい口調の松潤。結構怖い。
けど、松潤が作ったご飯は絶品だった。
「おいしー」
「おかわりっ!」 「はい、はーい良く食うなー。」
えへへと笑う相葉ちゃん。少し鋭い口調だけど口元を緩める松潤。
ピコン、ピコーンとゲームをするニノ。
「食事中はゲームダメー。」とニノのゲーム機を取る翔ちゃん。
黙々とご飯を食べるリーダー。
そして私。こんなのも悪くないかなと思った。