• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第11章 2人の時間


 アユナは目を丸くして、店員を見た。
「……」
 アユナはキラーの姿を思い出した。ーー初めて見たキラーの素顔はとてもかっこよかった。青く深い海の色の優しそうな瞳に整った顔立ちをしている。
「……」
 アユナは落ち込んだ。
(……やっぱり……)
 ーやっぱりキラーの横にいる女の人は自分ではなくて、キラーと同じくらいの年の人で美人で大人っぽい人の方がいい。
(わたしは……それと逆だよね)
 ーキラーと6歳も離れていて、美人じゃなくて、無理して大人っぽくしている……。
 アユナはため息をついた。
(考えても仕方ないよね。もともとそんな風に見られてないんだもん)
 アユナは少し笑って、店員に話しかけた。
「あの、服をお願いします」
「はい」
 店員はにこりと笑った。
「少しお待ちください」
 そう言うと、店員は他の店員を集めて、指示をだした。それを聞いて、集められた店員たちは服が置いてある場所にバラバラに歩いて行った。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp