【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら
第11章 2人の時間
2人は街に入って、大通りを歩いていたが……。
「うわー、あの男の人カッコいい!」
「あの女の子が羨ましい! ズルいわ~」
「でも、あの子可愛いよね!」
「美男美女のカップルとかいいな~!」
アユナとキラーを見ながら、会話をしている女の子たちがいたり……。
「うわ! スゲェ美人!」
「可愛い子だな~。彼女にしてェ!」
アユナを見て、自分の本心を話している男たちがいた。ーーそんな人たちはキラーに睨まれて、すぐに口を閉じたが。
(……なんか……周りからの視線がスゴい気がする……)
アユナはそう思いながら歩いていた。
「大丈夫か? アユナ」
「う、うん。大丈夫だよ」
アユナは笑った。
「……そうか」
キラーも優しく笑った。
「ところで……どこに行くの?」
アユナは横を歩いているキラーの顔を見て聞いた。
「もうすぐ着く」
キラーはそう言って、しばらくしてからある店の前で立ち止まった。
「着いたぞ」
「ここ……」
そこは服屋だった。