【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら
第11章 2人の時間
キラーはアユナに手を差し出した。
アユナは首を傾げた。
「手を……繋がないか?」
キラーは顔を真っ赤にした。
「え!?」
アユナは驚いて、目を見開いた。
「い、嫌ならいいんだ」
そう言って、キラーは手を引っ込めようとしたが……。
「ううん! 違うの!」
アユナがその手を握った。
「キラーがそんな風に言うなんて思わなかったから……ごめん」
アユナは俯いた。
キラーは目を見開いて、それから、優しく笑った。そして、アユナの頭に手を置いて優しく撫でた。
「別にいい。気にするな」
アユナは顔を上げた。そして、笑った。
「それじゃあ、行くか」
2人は仲良く手を繋いで歩きだした。
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