• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第8章 初めての島


「……」
「……」
 今、甲板の上ではミーウとキッドが正座をして座っている。
「……それで? 〈ひとつなぎの大秘宝〉を手に入れて、海賊王になるという話をしたら笑われたから痛い目に遭わせてやろうとした……と?」
 そして、その2人の目の前にはキラーが腕を組んで立っている。
「……お前たちは馬鹿なのか?」
「仕方ねェだろ」
「馬鹿にされてムカついたんだもん」
「……」
 キラーは頭を押さえた。
「とりあえず、当分お前たちはおやつ抜きだ」
「何!?」
「何で!?」
 ミーウとキッドは立ち上がった。
「どうしてよ! 最初にあの人たちに手を出したのはキッドなのよ!?」
「最初にぶっ飛ばしたのはお前だろ!?」
「仕方ないでしょ!? 男相手だから殴っても効かないと思ったんだもん! 何よ! 後ろから斬られそうになったのを助けたのに!」
「何だと!? お前だって、殴られそうになったところをおれが助けてやったんだろ!?」
「頼んでないわよ!」
「おれだって!」
「……」
 キラーは拳を握り締めた。
「お前ら……いい加減にしろ!」
 ミーウとキッドは怒鳴られて、キラーの方を向いた。
「ちゃんと待ってろって言ったよな!? どうして大人しくできないんだ!」
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp