• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第7章 これからのこと


「はーい!」
 わたしは大人しく用意した席に座った。
「よし、準備できたわよ」
 アユナが最後のお皿を机に置いて、わたしの隣の空いている席に座った。わたしたちは手を体の前で合わせた。

「いただきます!」

 声を合わせて言い、わたしは1番最初に唐揚げへと箸を伸ばす。箸先で摘むと、お皿の上に取る。鶏皮がカリカリに揚げられていて、本当にとっても美味しそうだ。それを口へと運ぶ。
「う〜ん、美味しい!」
 頬に手を当てる。本当にほっぺが落ちてしまいそうだ。
「気に入ってもらえて良かった」
 キラーが仮面を着けた状態でパスタを食べながら言った。その姿に、わたしは驚愕した。
「キ、キラー……仮面は外さないの?」
「ああ」
 ーーいつからだったか忘れてしまったが、キラーは仮面を着けるようになった。どうしてか、理由はわからない。キッドでさえも、だ。1回だけ彼の素顔を見れた気がするが、そんな変な顔はしてなかったと思うし、見られたくないと思うような大きな傷もなかったはずだ。さすがに、ご飯を食べる時は仮面を外していると思っていたのだが……。
 彼は気にしてない様子で、パスタをズルズル吸っている。
「お? このロールキャベツ……」
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp