• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第7章 これからのこと


「アユナ! 机はここでいい?」
「うん! いいよ!」
「アユナ、テーブルクロスはあるか?」
「あ、それならここに……」
 “竜国島”を出発して、船は海の上を進んでいた。しかし、今日の内に次の島に着くことはできず、今日は海の上で夜を過ごすことになった。そして、今は……。
「よし、机も椅子もバッチリだよ!」
「ありがとう。じゃあ、ご飯を運ぶわね」
 初めて4人で過ごす夜だし、せっかくだから甲板でご飯を食べないかとキッドが提案した。わたしとアユナとキラーはその案に賛成して、今はこうして準備をしている。ーー要するに、生まれて初めての海賊の宴だ。
(やりたかったんだよね)
 海賊になったら、やりたいと思っていたことリストに含まれていた。戦いに勝った時も、宝を見つけた時も、何かとあるとお酒を呑んでドンチャン騒ぎをすると聞いた。たくさんの仲間と食事を囲むなんて、とても楽しそうだと思った。
 アユナとキラーが作った料理が丸テーブルの上へと運ばれる。
「うわー! 美味しそう!」
 お皿いっぱいに積まれたステーキ、唐揚げ、ロールキャベツ……どれもとっても美味しそうだ。
「ほら、早く座れ」
 キラーが身を乗り出して、料理を眺めているわたしとキッドに優しく言う。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp