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【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第5章 違えない誓い


「それなら……どうしてわたしたちを野放しにしたのよ。海軍に入らせるために、わたしたちに稽古をつけたんでしょ? どうして怒らなかったのよ。どうして止めなかったの?」
 ミーウは湧き上がった疑問をクザンにぶつける。
 ーーミーウたちの一族は海軍に入って、経験を重ねて強くなる。世界を治めるため、海軍大将並みに強くなくてはいけないから。実際、ミーウの祖母であるシェルミー様は海軍大将、ミーウの母親であるメアリー様は海軍中将の地位にまで上り詰めたと聞いた。ーーそれは海賊たちが力を持っている〈大海賊時代〉であるのに、1番上に君臨する者が弱くては世界が成り立たないと考えられているからだ。しかし、ミーウは怪我をすると様々な問題が発生する身分のため、常に大将のそばで活動をすることになっている。ーーちなみに、ミーウの身分を知っているのは、海軍元帥のセンゴクさん、海軍大将3人、海軍中将のガープさんとおつるさんの6人だけ。
「……昔、言っただろ? お前はお前の好きなように生きろと」
「え……」
 ーーそれは、7年前の事件があった後にクザンがミーウに言った言葉だった。私も隣で聞いた。
「おれは海賊でもいいと思ってるよ? 強くなれるならね」
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