• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第12章 花言葉の想い


 アユナは泣きそうな顔で言った。
「アユナ……」
 キラーは驚いて、傷ついたような顔をした。
「……アユナ?」
 キラーはアユナの名前を呼んだ。
 しかし、アユナは胸の内に黒いものがどろどろと溢れ出てくるのを感じた。
「……」
 アユナはだんだん、自分が惨めになっていった。
 ー帰ろう。ーーこのままここに居ても、キラーに迷惑をかけてしまうだけだ。
「キラー……わたし、帰るね。……服、ありがとう。嬉しかった。食事も美味しかった。……ありがとう」
 キラーに今、出せる中で最高の笑顔を向けて、アユナはアクセサリーショップを走って出て行った。

/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp