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【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第12章 花言葉の想い


「友情……」
「そう」
 アユナはリングを見つめて笑った。
 キラーは優しく目を細めた。
「アユナとミーウにぴったりだな」
「本当?」
 アユナはとても嬉しそうに聞いた。
「ああ」
「ふふ、じゃあこれを買うわ」
 アユナはキラーからハナカイドウのリングを受け取って、そのまま2つのリングを持ってレジに行った。
「すみません。このペアリングをお願いします」
「はい、ありがとうございます。お名前は刻印されますか?」
「お願いします」
 店員はにこりと笑った。
「どのように刻印されますか?」
「えっと、アサガオのリングに“Miiu”、ハナカイドウのリングに“Ayuna”でお願いします」
「かしこまりました。あと……」
 店員はある紙をアユナの前に出した。
「今なら、無料でメッセージを彫ることも可能ですが、いかがですか?」
「メッセージ?」
 アユナは出された紙を見た。そこには、リングに彫られたメッセージの見本が載っていた。
「そうですね……」
 アユナは少し考えてから、顔を上げて店員を見た。
「……“dedicate all to you”……でお願いします」
「かしこまりました。少しお時間がかかりますので、しばらくお待ちください」
 店員はリングを持つと、再びにこりと微笑んで、店の奥に入って行った。
「渡したか?」
「うん」
 アユナはキラーを見て、嬉しそうに笑った。
「キラー、あのリングを見つけてくれてありがとう」
 キラーは少し照れたように笑った。
「礼なんて別にいい」
 アユナとキラーはお互い笑いながら、少しだけお喋りをした。
「もう少しだけ店の中を見るか?」
「うん!」
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