• テキストサイズ

【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第11章 2人の時間


「チーズ、好きなんだな」
「!」
(しまった……)
 アユナは顔を歪ませた。
「……」
 ーーアユナのチーズ好きは度を越えてて、おやつの時にキャンディーチーズを一袋を全部食べてしまい、ミーウに怒られているくらいだった。
 アユナは黙って俯いた。
「どうした?」
 キラーはアユナの顔を覗き込んで見た。
「……変じゃない?」
「何がだ?」
「……食べ物にムキになるとか……」
「別にいいじゃないか」
 アユナは俯いているのに対して、キラーは何も気にしてないように応えた。
「だって……なんか子どもっぽいじゃない」
「そんなことないと思うぞ?」
「でも……」
 キラーはアユナの頭に手を置いた。
「そんなことない」
「……」
「そんなこと気にしなくても、アユナは充分すぎるくらいいい女だ。気にするな」
 アユナは少し顔を上げた。
「本当?」
「ああ」
 アユナはそれを聞いて、恥ずかしそうに笑った。
 キラーもそれを見て、顔を少し赤くしながら笑った。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp