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エネルギー

第41章 ベンチ


隣に座って微笑む丸山さんに私の目から涙が溢れた

そんな私たちを見て新人は


「今、ライブツアーじゃなかったんですか?」


それを丸山さんは聞くと小さく笑って


丸山「そうなんだけどさぁ、がんちゃんにどうしても渡したいモノがあって、少し時間が空いたから来たんだ...」


そう言うと私に微笑んだ

それを彼は聞くと、新人を引っ張って


「俺たちはお邪魔や...」


そう言うと二人で歩いて去って行きました



いつものように二人でベンチに座って空を見た

綺麗な夕焼けを二人で見てた


何度二人でここで見たんだろ?

喜びながら悲しみながら...


そんな事を考えてる私の目の前に突然

丸山さんがあるモノを出してきた


そう、最後の5個目のハートを


私は、驚きながら見た


丸山「僕の愛を受け取ってくれる?」


少し照れくさそうに言う丸山さん

私は幸せを感じながら受け取った


「はい、もちろんです....」


私は掌にあるハートを見てると
すると丸山さんが言った


丸山「今度のライブにハートを持ってきてね」


私は不思議そうに丸山さんの顔を見る


丸山「忘れちゃダメだからね...」


そう言うと、私に優しくキスをした

私は静かにキスをしながら、最後のハートを握りしめた、なくさないように....


丸山さんはゆっくりと唇を離すと


丸山「じゃあ、そろそろ戻らなきゃ...
がんちゃんに二度と会えなくさせられちゃうから」


そう言って笑った

私は、小さく頷いた


「必ず、ハートを持って行きますね」


その私の言葉を嬉しそうに聞いて、丸山さんはまた私の側から離れて行ってしまいました



私は、丸山さんの背中を見送りながら

ライブで丸山さんに会える事にときめきを

感じてたのでした


丸山さんのサブライズにいつも驚かされていたから
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