第4章 スタート祝い
仕事が全て無事に終わり、自分の明日のスケジュールを確認していると、アイツが側に寄ってきた
私の顔を清ました顔で見てきた
「なぁ、今夜なら時間空いてるんやけど」
私はスケジュール表から彼を見て
この上から目線の言葉にイラッとしていた
「そうですか?」
私はもう関わりたくない気持ちが大きいので軽くかわした
しかし向こうは、本当に今日は暇なんだろか?
私の気持ちを気づかないのか、無視してるのか
「...昨日のお詫びじゃないけど、飯に行ってもええで、誰もおらんやろ?」
どれだけ人の事を馬鹿にしてるんだろ
完全に頭に私はきてたので、少し睨みながら告げた
「いえ、けっこうです...明日も仕事があるし」
そう彼に告げると足早にロッカーに戻る
しかし敵も何故か諦めない
私の後を追ってくる
「なぁ、好きな所に連れてくで、ほらぁこの前行きたいって言ってた店に」
いやいや、そんな問題ではないので私は無視してロッカーを開けてスマホを確認した
LINEにシャケマンから通知がきてた、急いで確認すると
<<がんちゃん、お疲れさま!仕事が早く終わったから今から会えるかなぁ?>>
私は速攻で返信する
<<シャケマン、喜んで!返信遅くなってすみませんでした>>
打ち終わると、彼に得意気に伝えた
「ごめんね、予定が入ったから行けないの」
すると、彼はやっと納得したのか何も言わずに振り返り去って行った
私は心の中で、昨日の仕返しが出来てガッツポーズをとっていた
そして、スマホを見ると
<<昨日の公園で待ち合わせようか?もちろん、温かい姿で来てね(笑)>>
私は、丸山さんのLINEに笑ってた
やっぱり、ユーモアと優しさのあるLINEだと嬉しく感じてた
早く、文字だけじゃなくて会って楽しく過ごしたと
心がウキウキしてたのです