第19章 ズル休み
ご飯さえ食べる気すらしない....
丸山さんは、今 何を考えて思ってるだろ?
もう、私を嫌いになってたら?
考えがドンドン暗くなる
部屋に射し込む光すら、暗く感じる....
こんなにも私の世界の全てが、丸山さんになってたなんて
私は改めて、どれだけ丸山さんに依存してたかを知った、丸山さんの愛に甘えてたか
私は何もせずに、スマホと窓の外を見続けていた
丸山さんの連絡は来ない
余計に悲しくなる
そんな私のスマホに着信が鳴る
見ると親友だった
私は静かに電話にでた
『もしも~し、ちょっと聞いてもらいたい事があるから、会えないかなぁ?』
彼女の明るい声だった、本当は笑顔で答えたかったが今の私には無理だった
「....ご、ごめん、い...今は...」
その言葉だけが精一杯だった
しかし彼女は私の異変に気が付いた
『ちょ、どうしたの?』
彼女の声が一瞬で焦った
「そ、それが.....」
泣きながら言葉に詰まる私
『ちょ、今から行くから待ってて、どこにいるの?』
私は涙が止まらなかった、彼女の声を聞くと余計に
「い、い、いえ....」
泣き声でハッキリ言えなかった
『分かった、待ってて』
そう言うと彼女は電話を切った
私は、彼女を待ってる間も丸山さんを思い泣き続けたのでした