第18章 嵐の中に
ドタバタの夕食も何とか無事に終わり
二人ともお腹がふくれました
私の料理は何とか丸山さんのお口に合って、私もホッとしていたのでした
丸山「がんちゃんって料理も上手いんだね...」
丸山さんはにこにこしながら言ってくれた
私も嬉しくなっていて
「そんなに褒められたら、また頑張りますよ」
私は丸山さんに微笑んだ
すると丸山さんはゆっくりと立ち上がりテーブルから乗り出して、私の唇にキスをした
ゆっくりとした長いキス
丸山さんの唇が私の唇から離れ
丸山「夕食のお礼...」
丸山さんが少し照れながら私に言った
素敵な空気に私は酔っていた
もう、二人の間には邪魔するモノなどないと思ってた時に私部屋のブザーが鳴った
空気に酔ってた自分の意識が戻る
「...あっ、ちょっと待ってて下さいね...」
私はそう伝えると、玄関に向かった
ドアを開けると驚いた
ドアの向こうに、ドタキャンの彼が立っていた
私は驚いた、彼が立ってた事も、そして部屋に丸山さんがいるから、知られたらと
「....ど、どうしたの?」
私の言葉に、彼は何も言わない
私は、丸山さんに気づかれないようにドアを静かに閉めた
「店で何かあったの?」
私は、優しく彼に聞いてみた
すると彼は顔を上げて私を見据えた
「....俺、お前に惚れてる」
私は何が起こったか分からす、目が点になった
「アイツに言われた日から、アイツにどんどんキレイにされるお前を見てて、惚れてもうた...」
私の頭はパニックになっていた
「えっ、何を言ってるの?冗談はやめて」
私は笑いながら言った、冗談であって欲しかったからだ
「冗談ちゃう、本気や」
私はどうしていいか分からなかった、その瞬間に背中のドアが開いた