第18章 嵐の中に
丸山さんは、私の部屋を見て驚いてた
練習用の頭だけのマネキンがあるから仕方ない
そして、ヘアー雑誌が棚の中を埋めていた
「....すいません、散らかってるし女らしくなくって...」
私は恥ずかしかった
この部屋は恋してる女じゃない...
恥ずかしそうにしてる私を見て、丸山はさんは笑ってた
丸山「ふふっ、がんちゃんらいしね....」
丸山さんは嬉しそうにしてた
丸山「仕事熱心なのが、部屋を見て分かる...」
そう言うと嬉しそうに、私の部屋の棚のヘアー雑誌を手に取って見た
私は照れながら、丸山さんに伝えた
「適当に座ってて下さい、夕食を作りますから..」
そう言って冷蔵庫を開けると、丸山さんは私の側に来てくれた、そして
丸山「手伝うよ、一緒に作ろ?」
冷蔵庫を開けっぱなしで、丸山さんを見つめた
丸山「少しでも一緒にいたいし..」
優しく微笑む丸山さんを見て、私は卵を落としてしまった
丸山「あぁぁぁぁ!!!!」
慌てて叫ぶ丸山さんに、状況を把握して慌てて布巾を探す私
その瞬間に潰れた卵を踏んで私はすべった
その私を瞬時に助けようとする丸山さんがバランスを崩した
二人とも状況を把握した時には、私の上に丸山さんが乗っていた
丸山「あっ、ご、ごめん、」
丸山さん慌てて、私の上から離れる
「い、いえ...」
私は急いで起きあがった
二人の中に気まずい雰囲気が流れる
照れくさい恥ずかしさで何も言えなかった
丸山「がんちゃん、ケガはしてない?」
照れた顔で丸山さんは尋ねた
私は自分の身体を急いで見て
「大丈夫です、あ、ありがとうございました」
そう言う私の頭を優しく撫でながら丸山さんは
丸山「さぁ、一緒に作ろう...」
そう言って、私の床にこぼした卵を拭いてくれたのです
私は、少し未来を想像してた
もし、丸山さんと二人で生活したら
毎日、こんな風に温かいのかなぁ?
どんな事も笑顔で乗りこえれるんじゃないかなぁと