第17章 進む道
私の頭も心臓もパニックになっていた
私はどうしていいか分からなかった
丸山さんは優しく私の頭を撫でてくれた
そしてゆっくりと言葉をだした
丸山「僕は、がんちゃんが本当に大切だから我慢してるんだよ」
私は、その言葉で丸山さんと繋がってる手に力をいれた、その私の少しの動きに丸山さんは気が付いた
そして、ゆっくり私に顔を向けた
その丸山さんの顔を見て、私は思い切って言った
「.....へ、部屋に、き、来てください...」
私の必死の勇気だった
言った瞬間に私は顔を下げた
丸山さんの顔が見れない
どんな顔をしてるか知りたくなかったから
少しの沈黙の後だった、優しい声が聞こえた
丸山「ありがとう...」
私が顔を上げると、少し照れて恥ずかしそうに微笑んでる丸山さんがいた
その丸山さんを見て、私は顔を赤くして微笑んだ
「美味しい夕食を作りますよ」
私はにっこりと笑った
丸山「やったぁ、がんちゃんの手料理楽しみだなぁ...」
丸山さんの表情が変わる
「頑張らないと嫌われちゃうかなぁ?」
不安そうに言う私に、いつもの優しい微笑みを見せてくれる
丸山「がんちゃんのなら、何でも美味しいと思うけどなぁ..」
優しく私を見つめる丸山さんに私の胸がまた、熱くなる
「余計、プレッシャーなんですけど」
少し丸山さんの方に身体をくっつける
そんな私に丸山さんも身体をくっつけてくれた
丸山「ふふっ、ごめん、ごめん」
二人で笑いながら私の部屋の道に進みだしたのでした
二人の時間をゆっくり過ごせるように