第16章 嫉妬
次の日に仕事に行くと新人の彼女は休んでた
私は変な予感がしてた
彼女がこれで終わらない気がしてたのだ
職場で、私はため息ばかりついていた
いつもの様子と違う事に気が付いた、彼が声をかけてきた
少し彼を見上げながら、私は周りに気を付けながら伝えた
「昨日、丸山さんの前に彼女が現れたの...」
「えぇぇぇ!!!!」
彼の大声にみんなが注目する
私と彼は、無言で仕事してるみんなに頭を申し訳なさそうに頭を下げた
「ちょ、声が大きいって...」
「すまん...」
彼は、恥ずかしそうに謝る
「で?どないなったん...」
私は大きなため息を一つついた
「....丸山さんが、ちゃんと言ってくれた」
私の言葉に彼は、少し落ち込んだ顔になったのを私は見逃さなかった
でも、彼は直ぐに表情を戻した
「まぁ、良かったやん、詳しくは休憩に聞くからな」
そう言うと、私の側から離れていった
何なんだろ、この不安は....
仕事をしながらも考えていた
なぜこんなに彼女が怖いのか
答えは出ずに仕事を終えた、
スマホに丸山さんからのメッセージがあった
<<いつもの所で待ってるね、慌てないで来てね>>
私の心が一瞬で変わった
急いで帰る準備をして店を出た
この不安も丸山に会ったら消える
私はそう信じて丸山さんの元に急いでいた
もし、この事を伝えたら何て言ってくれるんだろ?
丸山さんなら、何て言うのかなぁって
そんな事を考えながら、公園の丸山さんが待ってる場所に向かった
いつものベンチに座ってる丸山さんを見た瞬間に私は動けなくなっていたのでした
丸山さんが、仕事を休んだ彼女と二人でいたのです
私の場所に彼女がいて、丸山さんと話していたのです
私の不安はこれだったのかも知れないと
確信したのでした